教員として活躍するためには、パソコンスキルがどれほど必要なのか、またそれが他の職業において通用するのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、教育現場で求められるパソコンスキルのレベルやその重要性、さらには他の業界でも役立つ可能性についてお伝えします。
学校、民間企業ともに勤務した経験からお話します。ぜひ参考にしてみてください。
求められるPCスキル どれぐらいあれば問題ない?
基本操作は必須
学校現場で用いるOSはWindows。
Microsoft Word/Excel/PowerPointは必ず使うので、基本操作は必須です。
基礎ができていればひとまずのところは何とかなります。
私自身教員なりたての頃は、大学で触った程度のレベルしかありませんでした。一つひとつに時間はかかったものの、何とか凌ぐことはできました。
もちろん、このままではマズイ!仕事に追いつかなくなる!と思い、スキルアップを目指したことは言うまでもありません。
OJTで使いこなせる操作方法を身につける
分掌業務なり授業準備なり、中級レベルのPC知識を持っていないと、タスク処理に時間を要して仕事が回らなくなります。
初めのうちは先輩教員に助けてもらったり、周りに教えてもらったりしながら何とかこなしていけますが、いつまでもそういうわけにはいきません。
効率化を図るため、それぞれのタスクに必要な操作方法を調べ、用い、その繰り返しでワザをモノ化していく。
自転車操業のように、インプット・アウトプットを同時進行していく感じ!
試行錯誤しながらスキルを身につけていきました。
使えるスキルは増やしたい
教育現場におけるデスクワークの中身は多岐にわたります。そして固定化されていないので、「このスキルさえあれば完結」いうことはありません。
業務内容は日々変化、更新されていくので使いこなせるPC知識はあるほど有利!
それだけさまざまな機能に触れる機会=学びの機会があると言えます。
柔軟にさまざまなワザを活用できれば仕事のスピードが上がり、自信もつく!
教員をしてPCスキルは身につく? 他業界でも通用する? 自分の市場価値は上がる?
効率化を図る意欲があればどんどん身につけられる
作業をより早く、効率的に進める方法はないかという探究心・向上心がある限り、スキルは身につきます。
というのも学校で携わる業務内容は多様なため、知識の幅はかなり広がります。
言い換えれば求められるスキルが広範囲に渡るので、習得するのは大変。だけど用いる機会がない限りスキルは定着しない。
貪欲な人にとっては恵まれた職場環境と言えます。
他業界でも十分通用するレベル
学校勤務の前後で企業に勤めた経験上、教員時代に培ったPCスキルは他の職についても遜色ないと実感しました。
もちろん業界・業種によって異なるでしょうから”絶対”とは言い切れないけど、少なくとも一般的な(IT関連や最先端技術など専門すぎない)企業であれば、困ることはありません。
教員後に務めた企業では、当たり前と思っていた私のPC知識は重宝されました。
教員時代にしっかり揉まれていてよかったと思った瞬間でした。
教育現場のPC・IT事情
システムはOffice 365
職場PCはWindows。OneDriveで共有データの管理をして、やり取りはOutlookやTeamsを用いていました。
学校によって使うサービスが異なるかもしれないけど、私が勤めていた学校ではGoogleアカウント(学校専用)を教員・生徒一人ずつに配布して、連絡事項や教材のやり取りなどを行っていました。
個人PCも用いる教員多め
職場のパソコンに加え、個人でノートPCを用意している教員は結構います。
持ち帰りの仕事があったり、教材を入れたノートPCを授業に持って行ったりする時に便利なため。(※もちろん持ち帰りの業務は個人情報等を含まないことを前提に)
あとは使い慣れているのもあるかもしれませんね。MacBookを使っている教員も多かったです。
私はiPadを主に使っていました。学校貸与のものも含め、なぜかiPadを3台持ちしていた(笑)。
充実したIT環境
政府の「GIGAスクール構想」により、学校のIT化は一気に進みました。
校内無線Wi-Fiや全教室にプロジェクター・スクリーン、スピーカーが完備され、貸出用タブレットも配備された。
授業において、デジタル端末は生徒と教員双方にとって必須の教材となった。
まとめ
教員のPCスキルは高いと言えます。
初めのうちは知識がなくても、仕事をしていく中でどんどん身についていきます。
それも、デスクワークとしてありとあらゆる内容を扱うから。
公的な文書作成からデータ分析、授業用スライドの作成や1000人単位の配布物印刷、などなど。
また、システム環境も整っているので新しい取り組みを試みる際、障壁がないのもいい点。
結論、学校現場で働いていたら、知らず知らずのうちにハイスペックな人材へと成長します。
以上、教員の「PCスキル」レベルについて、紹介しました。
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