【初任者・転任者必見】新年度の始まりはこう乗り切る

高校教員の仕事
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新年度が始まりました。目の回る忙しさですね。
4月は、新人もベテランも関係ないストレスフルな時期です。

特に初任者、転任者の方にとっては、環境が変わり緊張しっぱなしな状況かと思います。

負担を感じて仕事に嫌気がさしてしまわないよう、この時期をうまく回すコツを紹介したいと思います。

新年度を乗り切るコツ

授業において

焦点を絞って授業を作る

授業作りでは、その単元、その時限で身につけさせたい力を1つに絞って展開を考えてください。ゴールさえ明確になっていれば、流れ作りも教材作りも迷いにくくなります。

教材作成にこだわりすぎない

スライドや配布物の作成には時間をかけすぎないこと。それもよりも教材研究に費やすことの方が重要。

前年度の教材を使わせてもらったり、教科書の補助教材を活用したりして、頼れるところは頼りましょう

応用の効く授業の型を用意しておく

どうしても準備が間に合わない時には、使い回しの効く授業の流れでしのぐ。単元や題材が変わっても活用できる「導入・展開・まとめ」の型を作っておけば、準備時間がない時でも慌てなくて済みます。

校務分掌において

業務の流れ、ゴールを把握する

担当の仕事が達成すべき目標を理解し、そのための流れを把握するよう努めてください。

大枠をつかむことで、その時々にすべきことが見えて効率的に業務をすすめられます。

齟齬がないよう、分掌主任との確認もあわせて。

任された仕事を確実にこなす

欲張っていろいろな仕事に手を出さないこと。周りへの配慮であっても他業務を担うのは、慣れるまでor余裕が出てくるまでは控えましょう

まずは自分の任された仕事にフォーカス!ミスのないように取り組みましょう。

見通しを持つ、計画を立てる

分掌業務は個人完結する仕事ではなく連携を要するもの。周りに迷惑をかけないために、ゴールから逆算して計画的に進めましょう

前年度踏襲の業務も多いので、過去資料にざっと目を通しておくことも効率化に欠かせません。

校務分掌についてはこちらの記事も参考に🔗「分掌なくして語れない!教員の仕事

学級運営において

生徒の顔と名前を覚える

生徒への信頼感を生むことは然り、名前がわからないと対話・指示・話がストップして流れが悪くなります。

生徒の安心感にもつながるので、まずは顔と名前を叩き込みましょう。

最低限すべきことをリストアップ

こまごまとたくさんある学級運営のタスクの中でも、絶対に外してはならない事項シンプルに洗い出してください。

隣の学級、他の学年などとも情報共有をしながら、周りもよく見みましょう

あれもこれもと優先順位がつけられなくなり、仕事が回らなくなることを防いでくれます。

心が折れそうになったら

初心を思い出す

教員の道を選んだきっかけや達成したいあなたの目標を思い出してください。

目の前の忙しから、視点を少し先に移動させることで、気持ちが切り替わります。

生徒と笑った瞬間を思い出す

学校現場にいたら、生徒と笑顔になる時間が必ずあるもの。

仕事に気が向かない時には生徒と笑った時間を思い出してください。すべての業務は生徒につながるので、取り組む意欲が湧いてくるはずです。

自分を奮い立たせる名言を持つ

偉人の残した名言や、鼓舞する格言、自分の尊敬する人からの言葉など、気持ちが前向きになれて、戦う勇気をもらえる言葉を見つけましょう。

迷いが生じた時に支えてくれます。

ちなみに私は孔子の言葉が好きです。読むと、背筋が伸びる思いになります。

まとめ

忙しくてもう無理!という時は、周りに頼る、できなことは断る、自分の中に余力を残しておく、につきます。

頼る

自分の抱える業務が得意な先生に相談する、ノウハウを聞く、悩みを聞いてもらうなど、効率化の策を練ってみましょう。

断る

仕事の安請負をしないこと。業務や環境に慣れるまでは大切な心得です。

仕事のお願いを断ったら、機会を逃すかもと不安に感じるかもしれませんが、手一杯の状態なら引き受けない方が賢明

断る時に「今は目の前のことで精一杯なので、余裕が出てきたらやりたいです!させてください!」という意思表示をすれば理解してくれるはずです。

余力を残す

自分の中に余力を残しておけるよう、客観的に自身を見つめることも心がけましょう。

気がついたら心身ともに憔悴しきっていた、ということにならないように、自分と対話することも忘れないでください。

以上、忙しい時期の仕事を回すコツについて紹介しました。
一つでも参考になればと願います。

応援しています!

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